エクステリアさくらで、お客様の暮らしをデザインさせていただいております、プランナーの高橋でございます。
夏休み、お盆の帰省、少し遅めの夏のご旅行…。 楽しい計画に胸が膨らむこの季節。しかしその一方で、ご自宅を長く空ける際の『防犯』について、一抹のご不安が心をよぎる方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
「うちの周り、夜は暗くて死角が多いかしら…」 「留守にしている間に、誰かが敷地に入ってきたら…」
実は、私たちが手掛けるエクステリアの計画は、お庭をおしゃれで便利にするだけでなく、ご家族の安全な暮らしを守るための**「最初の防衛ライン」**を築く、非常に重要な役割を担っております。
今日は、わたくしたちが、お客様の漠然としたご不安にどう寄り添い、日々の暮らしに「揺るぎない安心」をデザインしているのか、その一端をお話しさせてください。
Step 1:お客様の「不安の正体」に、静かに耳を澄ますことから。
「なんだか、最近この辺りも物騒になってきて…」 先日ご相談にいらっしゃった、小さなお子様がいる奥様の、その一言から、わたくしたちの防犯計画は始まります。
わたくしは、すぐに「では、防犯カメラを付けましょう」「高いフェンスで囲いましょう」とはご提案いたしません。 まず、お客様の心の中にある「不安の正体」を、ご一緒に探していくのです。
「特に、どの時間帯にご不安を感じになりますか?」 「お家の周りで、"ここは見えにくいな"と感じる場所はございますか?」
お話をお伺いするうちに、見えてきたことがありました。 お客様の不安は、「実際に泥棒に入られること」そのものへの恐怖だけでなく、「知らない誰かが、夜間に敷地内へ入ってくるかもしれない」という、姿の見えない侵入者への、漠然とした心理的な恐怖感が非常に大きい、ということでした。
その「不安の正体」がわかって初めて、わたくしたちの本当のデザインが始まるのです。
Step 2:プロが考える「侵入させない」ための、心に働きかける4つの壁。
侵入者は、**「光」「音」「時間」「視線」**を嫌うと言われています。 わたくしたちは、この4つの要素を巧みに組み合わせ、侵入者の「やる気」を削ぐ、心理的な壁をデザインしていきます。
第一の壁:「光」で見せる、という警告。 侵入者が最も嫌うのは、その姿を照らし出されることです。夜間、人の動きを感知してパッと点灯する**「センサーライト」**は、「あなたは見られているよ」という無言の、しかし非常に効果的な警告となります。玄関先だけでなく、勝手口や建物の裏手など、死角になりやすい場所に設置することをおすすめしております。
第二の壁:「音」で知らせる、という驚き。 同じく、死角になりやすい窓の下や通路に、踏むと「ジャリッ!」と大きな音が鳴る**「防犯砂利」**を敷くのも有効です。静寂を破る予期せぬ大きな音は、侵入者に強い心理的プレッシャーを与え、犯行をためらわせます。
第三の壁:「時間」を稼ぐ、という物理的な障壁。 簡単に乗り越えられない高さのフェンスや、破壊に手間取るような強度の高い門扉は、侵入に「時間」をかけさせます。侵入に5分以上かかると、侵入者の約7割が諦めるというデータもございます。この「5分」をいかに作るかが、プロの腕の見せどころなのです。
第四の壁:「視線」で記録する、という最終的な抑止力。 そして最後の砦が、鮮明な映像を記録できる**「録画機能付きのモニターインターホン」**です。自分の顔が記録されるという事実は、侵入を思いとどまらせる最強の抑止力の一つと言えるでしょう。
わたくしたちがデザインしているのは、フェンスやライトといった「物」だけではございません。 ご家族が「行ってきます」と玄関を出てから、「ただいま」と帰ってくるまでの時間。そして、夜、安心して眠りにつくまでの時間。その、何気ない日常に流れる**「心の平穏」**そのものなのです。
先日、工事を終えたお客様から、こんなお言葉をいただきました。 「家の周りに"安心のバリア"が張られたみたいで、夜もぐっすり眠れるようになりました。これで、安心して実家に帰省できます」
プランナーとして、これほど嬉しいお言葉はございません。 デザイン性や利便性の土台には、揺るぎない「安全」がなければならない。その信念のもと、エクステリアさくらは、皆様の暮らしに寄り添います。
防犯に関するご心配事も、どうぞお一人で悩まず、お気軽にご相談くださいませ。